2021年6月に、野良猫からお家の子になったキジトラのとらこちゃん。
猫エイズ(+)陽性のため、メス猫に必要な避妊手術はしていません。
それなので、毎年必ず発情期があり、婦人科系の病気になるリスクも上がりますが、とらこちゃんにとっての避妊手術の危険性を考えたら、決断できませんでした。
避妊手術をしない理由
いろんな見解があるようですが、かかりつけの先生に相談の結果、麻酔による猫エイズ発症の可能性と、麻酔が効きすぎて目覚めないかもしれないということから、避妊手術をしようと思えませんでした。
この手術の危険性の話は、2回目に受診した病院で説明していただいた内容で、保護当時に受診した病院で説明はなく、当時は私が無知だったので、後日避妊手術の電話予約をする予定でした。
無知なりにもなんとなく違和感があったのと、猫の呼吸が以前よりつらそうなのもあり、別の病院を受診。
そこで、健康な猫より手術のリスクがあると知り、もしもがあったとき失うと考えたら、1日でも長く一緒にいたいと思いました。
ただ失うのが怖いというだけでなく、猫エイズの症状はないものの、呼吸が正常でないので手術に耐えられるのか?という点が心配要素となっていて、避妊手術をしない理由にもなっています。
必ず訪れる発情期
1年のうちに何回もある発情期。
やたらとスリスリしてきて、甘えているなというのが我が家での始まりの兆候。
症状が強くなってくると、興奮時にはワーワー・オーオー鳴きまくり、床でころころクネクネしています。
あまり睡眠もとらずに動いているので、顔は寝不足のような表情に…。
よく鳴くので、いつもより水を飲む回数が増えて、トイレの頻度が上がり軟便にもなります。
手術をしてあげればおさまる症状でも、一か八かの賭けは出来ないものでして…。
免疫力低下で猫風邪を発症
もう一つ大変なのが、長いと2週間も続くこの発情期によって、風邪をひきやすくなること。
とらこちゃんは鼻腔が狭いか蓄膿気味なのか、鼻水はないのですが、常に鼻がヒューヒュー言ってます。
呼吸がつらそうなときは、動物病院の処方薬(風邪薬か喘息の薬)で症状を抑えていますが、発情期の睡眠不足などの免疫力低下によって、猫風邪にかかってしまいます。
夜な夜な窓辺で寝ずにいれば、かかるのも無理もないという感じで。
最近は室温に注意したり、窓辺にいる時間が増えないよう気をつけているので、猫風邪の頻度は減りましたが、油断は禁物。
こういったことを踏まえると、避妊手術が出来ることが望ましいと思います。
猫の気持ちを落ち着かせるには
発情期の動きが少しでも緩和出来るようにと、かかりつけの先生の勧めで【フェリウェイ】を使用中。
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いろんな意見がありますが、我が家のとらこちゃんには効いていて、フェリウェイ使用前は発情期の興奮状態が強いのですが、使用中は興奮状態の甘噛みと猫パンチが多少は落ち着きます。
切らさないように、交換用ボトルも常備。
ちなみにとらこちゃんは、親子猫たちとは別々に暮らしているので、他の子への猫エイズ感染の心配はありません。
フェリウェイにも向き不向きがあるようで、親子猫の部屋で気持ちを落ち着かせようと使用したところ、異様な空気を感じ取って、みんなの動きが逃げるように激しくなってしまい、逆効果となってしまいました。
最後に
とらこちゃんは、猫エイズのキャリア持ち・未避妊ですが、今現在も元気にしています!
参考になることがあるか分かりませんが、今後もこのブログでキャリア猫のことをお伝えしていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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