猫の鼻呼吸が「ブーブー・ピーピー」鳴ることについて

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

先日、保護猫が出ている某テレビ番組を観て、鼻呼吸で音が鳴る猫に対して思うことがありました。

いつもは楽しみに拝見していますが、今回は呼吸があまりにつらそうに見える猫の姿が、かわいそうで観ていられなくなり、最終的にはテレビを消しました。

番組の猫は「エキゾチックショートヘア」でしたが、我が家にも猫種は違いますが同じように鼻が「ブーブー」と鳴る猫がいます。

最後まで視聴していないので、個人の感情で何かを発信するのはいかがなものかと思うのですが、我が家の猫の状況もあわせて記事にさせていただきました。

平常時と異常時の呼吸の違い

※動画の音声は、猫の鼻呼吸音のみです。撮影者の呼吸音ではありません。

常に「ヒューヒュー・ピーピー」、時々「フガッ」と鳴っていますが、安静時は音が聞こえないほど静かなときもあります。

寝ている時はいびきをかいていたり、呼吸音が聞こえる状態が多いです。

某番組を視聴して不快だったのは、猫の鼻がブタっ鼻のように鳴る音を「カワイイ～」と出演者が笑っていたこと。

鼻の鳴る猫と暮らしてみて思うのは、苦しそうな姿はとても笑えるものではありません。

我が家の猫の場合ですが、鼻のことや持病があるためか、季節の変わり目は特に体調を崩しやすいです。

少しでも異変があれば、適切な治療をしてもらうために状況を撮影して、かかりつけの動物病院へ受診。

早期治療が一番の解決策で、猫が自力でご飯を食べられて食欲があるうちは回復が早いです。

原因は肺ではなく鼻

猫の保護時に、動物病院で肺のレントゲンを撮ってもらいましたが、異常は見つかりませんでした。

野良のキジトラ猫を保護するまで

野良猫のキジトラちゃんを保護したときの様子です。ウチの子になってちょうど２年で今年は３年目。お昼寝中の顔は、癒しの顔です。

onekosama-everyday.blog

見た目では普通の形の鼻ですが、鼻の穴（外鼻孔）がせまかったりするのも原因のようです。

生まれつきであるという外鼻孔狭窄症の場合は、予防法がなく、治療は外科治療が有効とのこと。

猫エイズとの関係

我が家の猫は、猫エイズ（猫免疫不全ウイルス感染症）にかかっています。

鼻呼吸がつらそうなのは、感染直後の症状といわれる風邪が悪化し、鼻腔がせまくなったのではないかという診断です。

本当の原因は分かりませんが、何かしらの外科手術をするにしても私の地域では難しいのと、麻酔によって猫エイズ発症の恐れがあるため、手術は断念しています。

ちなみに、通常時は鼻水は出ておらず、鼻呼吸のみ異常な状態です。

テレビで放送すること

日本猫でさえ、病気や遺伝で日常生活が大変な状態になる猫がいます。

「エキゾチックショートヘア」のような人間のエゴによって誕生した品種には、本気で幸せな猫生を送ってもらいたいです。

番組に対して思うことはたくさんありますが、飼育するのが大変な猫のことが、視聴者に届いて里親になりたいと思う方にも届いて、ハッピーエンドとなるまでは見届けたいと思いました。

かわいそうという見方だけでなく、「可愛い！お世話したい！」という方に繋がってこそ、保護猫を扱う番組の意味があると思います。

最後に

身近に呼吸が正常でない猫がいるので、かわいそうという感覚は今後も変わらないです。

番組のあとに悲観的になりすぎかなと思い、世間の反応を見てみると、意外にもSNSで同じような思いの方がいたことに安心しました。

本当に、悪徳ブリーダーによるこれ以上の繁殖は、やめてもらいたいと切に願います。

人間もそうですが、猫も呼吸がつらいというのは死活問題です。

鼻呼吸が主である猫にとって、鼻が鳴るというのは異常があるということ。

目の前の生き物の、変化に気付ける素直な人間でありたいと思いました。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。